天才は本当に天才です。
なぜって、黙々と好きな事をコツコツ積み上げて、大会に出るのが当たり前になっている状況を、
楽しんでいるから。
その子はピアノとクラリネットがかなり上手いです。
好きなんです。
おそらく。
好きなことをとことんやる事は、全然良いことだと正直思っています。
私も実は小中学生の時に競馬とゲーム一色でしたから。
かなりマニアックな話をしていた覚えがあります。
当時は、発達障害という言葉がなかったので、
医者にいっても「うーん。なにかあるけれど、わからない。」状況でした。
友達と一緒にいても、なにか壁があるし、
自分の世界を思いっきり大事にしていました。
過集中状態だったんだなと思います。
あの時は、義務で競馬とゲームをやっていた感じです。
なぜか、わからないですけれど。
もしかしたら、今ネットゲーム依存がはやっているのは、
それの延長線上のものなのかもしれないなと思います。
ネットゲームでは、「自分の役割」と「存在価値」が求められます。
いつもある時間にパーティーでRPGをすると、
毎日のように参加しなければなりません。
そこで、「自分がいなきゃ迷惑をかける」と思って、
毎日、ゲームにログインするのです。
そして、「僧侶」といった、仲間を回復させる系のキャラを選んだ場合、
参加しなかったら申し訳ないと思うのでしょう。
そしていつの間にか、ゲーム依存になってしまうのだと思います。
ゲーム依存を抜け出す方法。
私には正直わかりません。
私がゲームから離れた理由は、「飽きた」それだけです。
なんか成長していくうちに他の事に興味を持ちだして、
たまたまかもしれませんが、それが好きだったので、
ゲームからスッと離れたのだと思います。
こだわりの強い子でしたからね。私自身。
そしたら、いつの間にか、勉強に過集中してしまいました。
「勉強がたのしぃー!」となって、
いつの間にか国立大に現役で入学できて、授業料免除。
やったー!と思い、たくさん単位を取得していました。(卒業単位の2倍ちょっと)
なんで、そんなに単位を取得したのか?と疑問を持たれていますが、
興味ある事がたくさんありすぎて、楽しかったからです。
九州工業大学は、生粋の工業系単科大学です。
そこに、福岡教育大の先生や他大学の先生が講義に来たときは、
「どんな話をするんだろー?」と思って授業をとりまくっていました。
浅く広くですが、いろんな事を知りました。
関東では、大学は遊ぶところのイメージが多いようですが、
九州工業大学はどちらかというと、勉強と研究付けのイメージが…あります。
いい経験をしました。
と、何が言いたいかというと、
「楽しいことをコツコツ積み重ねる事ができる人が多い特性なので、その道を極めたら天才になるのでは?」
と感じたのです。
私の教え子には数多くの天才がいます。
みんな知らず知らず努力をしているからでしょうけれど。
その努力を自然にやっているみんながすごいなと思っています。
カッコいいぜ!みんな!
本田裕之
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