私は母子家庭の子のところにも学習支援に行く事があります。
値段は超格安ですが。
なぜかというと、私自身も母子家庭(?)といいますか、
親と普段会うことなく、小学生から過ごしていましたから、
母子家庭の子の気持ちがなんとなくといいますか、
モロにわかっちゃう事があります。
私もそうでしたが、その子は、朝起きると、
布団の周りに置いてある130匹程のぬいぐるみ全てに声をかけるのです。
で、130匹のぬいぐるみ全てに名前がちゃんとついています。
「おはよう!なつきくん。今日は寒いね。」
という具合に、130匹のぬいぐるみに挨拶をするのが習慣なのです。
私も「ぬいぐるみ」や「人形」、「キーホルダー」とかに名前をつけて、
一人孤独な時に、名前を呼んで、話かけていました。
その子と私の共通点で、話た事があるのですが、
「ありのままの自分を認めてくれる存在」がずっといなかった。
だから、「ぬいぐるみ」に「名前」をつけて「話」をするのを、
当たり前のようにする。
私は、昔、自分が病んでいるという認識は無かったが、
今考えてみると、ものすごく病んでいたなと感じている。
あと、その子と私の共通点は、母親から、頻繁に「死ね!」「死ねばいいのに!」と口癖のように
言われている事。
「心」はマヒする。
そして、一番心配しているのは、その子が同じ事を自分の子にしない事ができるかどうかだ。
なにを言っても、「子どもは親の背中を見て育つ」のである。
母親の真似をして、その子の子どもに、その子育てをしていたら、
その子自身も後悔すると思う。
なぜなら、自分が経験した事は、はやく「しまった!」と気づいて悩んでしまうからだ。
幸せになってほしい。
今は、どん底かもしれないけれど、死ぬ方法を考える癖をできるだけ無くして、
「楽しく生きてほしい」
もう、それ以上、傷を受けてほしくないから。
本田裕之
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