2018年も終わりに近づき、今年の学習支援事業がまもなく終わりに近づいてきました。
2018年下半期では、12名の子や大人に対し学習支援を行ってきました。
<良かった点>
1.生活で困っていることに向き合うことができたこと
海外の病院事情は定かではございませんが、日本の病院は、内科、小児科、外科、整形外科といった科目に別れて存在しております。
また、医科と歯科が別れているという点で、外国につながる人たちに関わらず、元から日本に住んでいる人たちにとって「この病状の時は、どの科にかかったらいいのか」がはっきりとわからない現状が目の前で感じることができました。
もし、私たちが海外で旅行する際に病院にかかるとしたら、一番最初のアクションはなんでしょうか。日本にはある「お薬」が海外にあるかはわかりません。日本での「当たり前」が海外での「当たり前」と同じではないことを、再度、認識し初心に戻って、支援をしなければならないと感じております。
→風邪で学校を休んだとき
風邪で学校を休んだら、病院に診察を受けるように促すこと。
最低限、マスクはするように指導をすること。
そして、休養を取るようにアドバイスすること。
→衛生面に関して
お風呂に入ること、歯を磨くこと、爪を切ることといった衛生面を保つ習慣を身につけるように
促していくこと。
→医療との関わりについて
救急の時は、どこに問い合わせたらいいのか。
熱・脈拍などのバイタルサインについて、保護者に知ってもらうように啓発すること。
2.勉強が楽しい!というお声をいただいたこと
学校の宿題に見向きもしなかった子が、半年を経て、机に向かって自発的に勉強するように
なった成長は支援者側として、微笑ましいことでした。
また、大学へ進学を決めた子、漢字検定にチャレンジした子、表彰状を手にした子の姿は感動するものがありました。
イベントにおいては、3Dプリンターのキーホルダー制作、アイロンビーズ、ネックレス作り等、学校では学ぶことができない事を、楽しんでもらえたことは良かった点として挙げられます。
「勉強が楽しい!」という言葉は、何よりも活力になります。
3.特性の見極め
長いスパンで何に秀でているのかにフォーカスを置いて、学習支援の運用を行ないました。
特性は、全ての人が持っているものだと思います。
様々な人たちが、お互いのありのままを出して、「これが長けているのでは?」という意見を
出し合うことができ、それに熱中できたことが良かったと思います。
<改善するべき点>
1.ボランティアの受入れに対して
ボランティアの申込みを、2018年度は10件程いただきました。
一度、面談を行ない、支援をお願いする形をとっておりました。
ですが、今後はボランティア研修のスケジュールを組んで、支援をお願いする形になりそうです。
ボランティア側も最低限のマナーを守るように指導しなければ、支援そのものができなくなる。
2.個別への配慮
他がいは無いが、学習環境の整備、パーテーションを区切るといった配慮が必要。
学習支援中に、視覚で興味のある事象が入らない様に配置を設定していかなければならない。
3.冬時間の設定について
日没後、一人で帰宅させることに注意が必要である。
帰宅途中に事故や何かに巻き込まれるようなことが起きない様に、保護者の方々と連携を取らなければならない。
2018年12月11日時点での事業報告となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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