発達障害といっても
学習支援で当法人に在籍している子どもたちのほとんどが、
発達障害(注意欠如多動性障害・自閉症)の子どもたちです。
生活困窮者向けの塾はありますが、そこに通うことができなかった子どももいます。
その代わりみんな元気です。
一人一人が特性が強い子どもたちでして、はじめて会った時の賑やかさや元気さが、
良い意味で落ち着いてきているような気がします。
放課後等デイと併用している子もいれば、東京のABA発達支援が合わずに来ている子もいます。
発達障害と聞くと、残念ながら世間的には端に追いやられてしまうのがまだまだ続いているような気がします。
私たちは、学習の機会を提供し、人と人のちがいを学ぶ広場として、学習支援をメインに運営しております。
学習の機会が無い環境で育った人から、
「昔、こうゆう場があったら、私は変わっていたのに・・・」
とお声をいただくことがよくあります。
医療機関にかかって、勉学でハンデを抱えている子もいる。
学校の勉強のスピードにただでさえ追いついていけないのに。
どんどん突き放されていく。
それが、「精神的な孤独」を生むのだと感じております。
私自身、注意欠如多動性障害を患っており、幼い頃はたくさんの壁にこれでもかというぐらい当たってきました。
私が小学3年生の時、8歳の成長過程でできることを、5歳ぐらいの発達・成長度合いしかない私に「なんでできないの!?」と叱られた頃から、ビクビクしながら学校に通っていたことがありました。
物理的には問題ないかもしれない。
ただ、心理的な孤立を昔からずっと味わいながら生きてきました。
それを、今の子どもたちに味あわせたくない。
その気持ちで、ずっと学習支援を続けております。
どちらかというと教育用語に近い「学習障害」がありますが、
私自身、特に「読む」領域において、診断がついていた人間でした。
ただ、あきらめてはいけない。
何かしらの行動を起こすことで、できることは増えていくと思います。
発達障害の症状は色々とありますが、日々の成長が一生続くと思えば、
今後が面白い宝箱となると思います。
夏休みが終わるまで、後10日間しかない子もいますが、
みんなで楽しく、夏休みの期間を過ごすことができることを願っております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
2019年8月16日 木村裕之
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