はじめて人と話す経験を通して
発達がゆるやかな子、外出に困難を感じている子にとって、他人と心地よく語り合う経験をしたことがない人は多いのかもしれない。
- はじめて家族以外の人と食事をした
- 違う年齢の人たちとスポーツをした
- 大人に自分自身の悩みを打ち明けた
学校環境でストレスをほとんど感じることなく過ごすことができている人にとって当たり前なのかもしれない事象が、彼らにとっては非常につらい状況なのが現状かもしれない。
そうすると、勉強することが学習支援の本質ではなく、生活面や学習面を包括して支援をしていくことが学習支援の本来の姿なのだと思う。
雑談を通して、発信する自信を
はじめて会ったときは会話がまったく無かった子も、雑談を通して、少しずつ会話が増えてくることはたくさんある。
その子が、どのようなことに興味を持ち、何が得意なのか、何が好きなのかを見つけ出すことによって、学習面を目的とした学習支援の時間の質が上がっていくのだと思う。
繊細な環境で育った子どもが入れば、自分自身の特性に気づき始めた子どももいる。
人それぞれニーズは違うのだから、個別での学習支援のメリットを使って今後も活動を続けていく必要がある。
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