2023年1月14日(土)10時30分より、横浜市鶴見区の東寺尾中台にあります『東台松栄デンキ』の最後の営業日となります。
大勢のお客様に支えられ大感謝フェア開催です。感謝の気持ちを込めたプライスで皆さまのご来店をお待ちしております。
鶴見という地域で電気店を営んで
今まで息子のことを話す機会はありましたが、「かぞく」についてあまり話す機会がなかったので、記事を書いてみようかなと思います。
わたしの実家はまちのでんき屋さんです。両親が経営していました。母が亡くなった後は父と私も時々手伝いながら営んできました。
東寺尾東台・中台の歴史とともに
わたしが幼かったころ、元号がまだ昭和だった時代は東台や中台の山の上には商店がたくさんありました。お肉屋さんや魚屋さん、八百屋さんにパン屋さん。雑貨やさんや銭湯、病院もありました。日々の暮らしには困りませんでした。
時代が平成へと変わりお店が徐々になくなり、2023年1月には山の上からお店がなくなります。
片付けの為、お店のシャッターを開けていると大勢の方が声を掛けて下さります。悲しみの言葉だったり感謝の言葉だったり。それらは父がこの地で45年商売を営んで紡いできた人との繋がりであり財産です。
東台・中台の通りから商店が無くなってしまうことで
父が亡くなったことで今まで築いてきた縁が途切れてしまう。その縁はわたしにとっても大切です。お店のシャッターを下ろすから、おしまいにしてはいけないなと今思っています。
これからの地域課題とともに
我が家に限ったことではなく、社会全体の課題であるような気がしています。まちの商店を軸にできたコミュニティや繋がりを商店がなくなった後も維持していけるようなシステムづくりがこれからのまちづくりにも大きく影響するのではないかと感じています。
わたしは現在NPO法人を運営しています。NPO法人だからできることはないだろうかと考えるようになりました。まなひろは幸いなことに様々なプロが集まっています。ICTや福祉、教育や運輸関係、議員の方もいらっしゃいます。それぞれの視点で見たら色んなアイデアが出てきそうです。
今回の実家の店舗閉店にも大勢の方がご協力してくださっています。勿論まなひろのメンバーもその一員です。
私事でしたが、こうしてみんなが協力してくれたお陰で閉店の準備もスムーズに進んでいます。
父が残してくれた決してお金では手に入れることのできない財産が無駄にならないよう、この機会に灯続ける方法を考えていきたいと思います。
『東台松栄デンキ』への行き方(Googleマップ)
住所・お問い合わせ先
店舗住所:神奈川県横浜市鶴見区東寺尾中台31-20
連絡先:090-7636-3749(担当:新井)
文責:理事 新井こずえ
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